2006年08月10日石油価格と食品の関係石油情報センターによると8月7日にレギュラーガソリンの店頭価格が最高値になったそうです。いっこうに値上がりは止まりそうもありませんね。さて、石油が値上がりすると食品の業界にはどんな影響があるのでしょうか? ガソリンの値段が上がるとなんと砂糖の値段が上がります。アメリカやブラジルではエタノール混合ガソリンの利用が進んでいます。値段の高いガソリンに比較的安いエタノールを混合して燃料として使用しているのです。エタノールは主にサトウキビやトウモロコシを原料として製造されているので、同じサトウキビを原料とする砂糖の値段が上がってしまうのです。またエタノールの需要が高まるのを予測し、日本では例えばアサヒビールが沖縄で遺伝子組換えを利用し収量を増やしたサトウキビから製糖とエタノールを製造する研究を進めています。 それともうひとつ食品業界への影響としては、食品を包装する容器等資材の値上がりです。食品を包むポリ袋やポリ容器はご存知の通りほとんどが主に石油を原料としています。石油が高くなればおのずと食品の包材にもしわ寄せが来るのです。こうした状況の中で廃材や副産物を利用して新たにモノを作り出すバイオマスの研究が進んでいます。最近ではポリ乳酸を利用したプラスチックの開発も進んでいるようで、なんと生ごみからプラスチックを作ることができます。今後石油の枯渇が必至であれば、このようなバイオマスもカギとなってくるのではないでしょうか。 特に原料として砂糖を多く使用する菓子メーカーは、なかなか価格に転嫁することが難しいということもあり徐々に厳しい状況になりつつあるようです。最近は発展著しい中国の経済も豊かになり世界的な食糧不足が危惧されていますし、徐々にその影響が食品にも及んでいるようです。こうした原料や資材の値上がりをどう乗り越えていくかが食品業界のポイントになりそうです。
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