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2006年01月20日

煙の化身…木酢液

皆さんは『木酢液』を聞いたことがあるでしょうか。燻製とは使う目的こそ違いますが、これもまた『煙』にまつわる話なのです。

木酢液とは、木や稲ワラを蒸し焼きにすると出てくる煙を冷却すると、淡褐色の鼻をつく焦げたような臭いにおいの液体を得る事ができます。これが粗木酢液です。さらにこの粗木酢液を3ヶ月以上静置したとき、上層に木油、下層に木タール、そして中層に木酢液ができるわけです。実際には炭窯などの排煙口に煙突や冷却装置をとりつけて凝集し液体を捕集したりしています。すなわち煙の液体なのです。
木酢液は、その10~20%が有機化合物で残りの80~90%が水分です。そして有機化合物の中の主成分は酢酸です。つまり木酢液の『酢』は酢酸のそれだったわけです。木酢液は微量成分を含めると、多い場合は約200種類の化合物を含んでいます。炭材の種類、炭化温度等によって個々の成分の木酢液中に含まれる成分は大きな差があります。
木酢液の成分は、酢酸、プロピオン酸などの酸類、メタノール、エタノールなどのアルコール類、グアヤコール、クレゾールなどのフェノール類、吉草酸エステルなどの中性物質類に大きく分けられます。
このように驚くほど多くの成分を含む木酢液は、今も科学者たちによって研究されているところですが、私達の生活においても有効と考えられる成分も多く含むと言われております。現代において木酢液は、草木の生育促進などを目的とした土壌改良資材として利用されています。また、消臭剤や入浴剤といった使い方もされているようです。


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